• 現代社会

    [Current Society]

    開講情報
    • 2年次後期

      講義

      1.5単位選択

    担当教員
    • 准教授野崎 亜紀子

    備考  

    概要

    私たちの生きる社会(それは日本という国に止まりません)における秩序のあり方を問う、という試みを行います。自分(たち)とは相容れない考え方に立つ者がそこに(あるいはどこかに)現実に存在する。しかし同時に、社会には一定の秩序があるのはなぜ?私が善いと考えていることは、果たして本当に他の人にも"善い"のだろうか?他の人にそれを押しつけることができるのだろうか?そしてそれは正しいのだろうか?こうした疑問について、理論的に考え、そして実践的にも考えるという、相互交通を行います。
    ☆本講義は、受講生の人数によっては、演習形式で開講することもあります。

    授業の一般目標

    私の課題と、公共(私たち)の課題とがどのように結びつき得るのか、切り離され得るのか?正しさを語るとはどのようなことなのか?それは語り得るのだろうか?時に悶々と悩みながら、なんとかそれを言葉に表現し、また表現された他者の言葉を理解し、相互に理解できる/できないことがあることを知り、その先を考えるための作法の獲得を目指します。

    準備学習(予習・復習)

    ①提示した資料を読むこと(事前・事後)。②課題に取り組むこと。③日常の社会問題に関する基本的知識を前提とするため、新聞を読み、幅広く社会に起きる事柄に目配りをすること。単位修得のためには十分な予習・復習が必要となります。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 「現代社会」を学ぶために 野崎 本講義の概要を確認し、講義の基本方針、進め方、取り組み方を理解する。
    2 現代正義論(1) 野崎 現代正義論の議論状況の概略を知る。
    3 現代正義論(2) 野崎 同上
    4 J.ロールズの正義論(1) 野崎 J.ロールズ『正義論』を読む。
    5 J.ロールズの正義論(2) 野崎 同上
    6 J.ロールズの正義論(3) 野崎 同上
    7 J.ロールズの正義論(4) 野崎 同上
    8 J.ロールズの正義論(5) 野崎 同上
    9 現代正義論の議論状況(1) 野崎 ロールズ正義論以降の現代正義論の議論状況を知る。(M.サンデル①)
    10 現代正義論の議論状況(2) 野崎 同上(M.サンデル②)
    11 現代正義論の議論状況(3 野崎 同上(M.サンデル③)
    12 現代正義論の議論状況(4) 野崎 同上(R.ノージック)
    13 現代正義論の議論状況(5) 野崎 同上(ケアの倫理①)
    14 現代正義論の議論状況(6) 野崎 同上(ケアの倫理②)
    15 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 「現代社会」を学ぶために
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 本講義の概要を確認し、講義の基本方針、進め方、取り組み方を理解する。

    No.2

    学習項目 現代正義論(1)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 現代正義論の議論状況の概略を知る。

    No.3

    学習項目 現代正義論(2)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上

    No.4

    学習項目 J.ロールズの正義論(1)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 J.ロールズ『正義論』を読む。

    No.5

    学習項目 J.ロールズの正義論(2)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上

    No.6

    学習項目 J.ロールズの正義論(3)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上

    No.7

    学習項目 J.ロールズの正義論(4)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上

    No.8

    学習項目 J.ロールズの正義論(5)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上

    No.9

    学習項目 現代正義論の議論状況(1)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 ロールズ正義論以降の現代正義論の議論状況を知る。(M.サンデル①)

    No.10

    学習項目 現代正義論の議論状況(2)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上(M.サンデル②)

    No.11

    学習項目 現代正義論の議論状況(3
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上(M.サンデル③)

    No.12

    学習項目 現代正義論の議論状況(4)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上(R.ノージック)

    No.13

    学習項目 現代正義論の議論状況(5)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上(ケアの倫理①)

    No.14

    学習項目 現代正義論の議論状況(6)
    担当教員 野崎
    学生の到達目標 同上(ケアの倫理②)

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    必要に応じて、提示・配布します。演習形式での開講時には、購読テキストについて別途講義時に提示します。

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    必要に応じて、提示・配布します。

    成績評価方法・基準

    成績評価は、期末試験および提出課題の内容によります。評価は絶対評価とし、①講義内容および②十分な事前事後学習を踏まえた課題・試験解答となっているか、この2点を基準とします。なお、演習形式で開講時はこの限りではなく、演習への取り組み(演習への準備、発言等の態度)を総合的に評価します。

    オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法

    ①オフィス・アワー、②その他の時間帯はメールで連絡の上、研究室まで来てください。他、メールでの問い合わせも、可能な限り受け付けます。オフィス・アワー、メールアドレスは、初回講義時に伝えます。