[Organic Chemistry D]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
有機化学A、B、Cに引き続いて、有機化合物(カルボン酸、β-ジカルボニル化合物、アミンおよびフェノール)の基本的な反応と合成を講述する。また生体成分として重要な糖の化学についても講義する。
ソロモンの教科書に沿った学習をし、以下の到達目標を掲げる。カルボン酸の酸性度の比較ができる。カルボン酸誘導体の化学的性質を理解し、それらの合成法を説明できる。含窒素化合物の反応性を説明でき、その合成法を説明できる。また、フェノールの性質および関連する反応や合成法を理解する。糖の化学構造とそれに基づく性質や役割を理解する。
該当箇所を講義の後、見直し理解を深めておくこと。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 | SBOコード |
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1 | カルボン酸とその誘導体(I) | 上西 | カルボン酸の酸性度の強弱を説明できる。カルボン酸とその誘導体の化学的な性質の違いを理解し、合成法を習得する。 | C4-(3)-⑤-2,3 C4-(3)-⑦-2 C5-(1)-8,9 |
2 | カルボン酸とその誘導体(II) | 上西 | カルボン酸誘導体の加水分解やβ-ケト酸の脱炭酸の機構を説明できる。 | C4-(3)-⑤-2,3 |
3 | カルボン酸とその誘導体(III) | 上西 | カルボン酸誘導体の付加脱離について演習する。 | C4-(3)-⑤-2,3 C5-(1)-8,9 |
4 | β-ジカルボニル化合物(I) | 細井 | β-ジカルボニル化合物のα位アニオンの特性を理解し、関連する反応について説明できる。 | C5-(1)-8,9 C5-(2)-①-4 |
5 | β-ジカルボニル化合物(II) | 細井 | いくつかの人名反応を学び、これらを用いて合成反応を組み立てることができる。 | C5-(2)-①-4 |
6 | アミンの性質 | 細井 | 各種アミンの性質を説明できる。 | C4-(3)-⑥-1 C4-(3)-⑦-3 |
7 | アミンの合成と転位反応 | 細井 | アミンの合成法を説明できる。またアミンが関係する転位反応を理解し、合成的な利用法を習得する。 | C5-(1)-10 C5-(2)-①-2 |
8 | ジアゾニウム塩の化学ほか | 細井 | ジアゾニウム塩の性質を理解し、それを利用した反応を習得する。 | C4-(3)-⑥-1 |
9 | 医薬品とアルカロイド | 細井 | 窒素原子を含む医薬品やアルカロイドの性質を理解し、簡単な化合物については合成法を説明できる。 | C4-(3)-⑥-1,2 |
10 | フェノールの化学 | 細井 | フェノールの酸性度について理解し、その反応を習得する。 | C4-(3)-③-2 C4-(3)-⑦-2 C5-(1)-5 |
11 | 糖質の有機化学(I) | 赤路 | 糖質の基本的な構造が理解できる。 | C6-(1)-①-2 |
12 | 糖質の有機化学(II) | 赤路 | 糖から誘導される化合物の有機化学が説明できる。 | C6-(1)-①-2 |
13 | 脂質の有機化学(I) | 赤路 | 脂質の一般的性質と構造との関連を説明できる。 | C6-(1)-①-5 |
14 | 脂質の有機化学(II) | 赤路 | 脂質関連化合物の構造と反応を説明できる。 | C6-(1)-①-5 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | カルボン酸とその誘導体(I) |
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担当教員 | 上西 |
学生の到達目標 | カルボン酸の酸性度の強弱を説明できる。カルボン酸とその誘導体の化学的な性質の違いを理解し、合成法を習得する。 |
SBOコード | C4-(3)-⑤-2,3 C4-(3)-⑦-2 C5-(1)-8,9 |
No.2
学習項目 | カルボン酸とその誘導体(II) |
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担当教員 | 上西 |
学生の到達目標 | カルボン酸誘導体の加水分解やβ-ケト酸の脱炭酸の機構を説明できる。 |
SBOコード | C4-(3)-⑤-2,3 |
No.3
学習項目 | カルボン酸とその誘導体(III) |
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担当教員 | 上西 |
学生の到達目標 | カルボン酸誘導体の付加脱離について演習する。 |
SBOコード | C4-(3)-⑤-2,3 C5-(1)-8,9 |
No.4
学習項目 | β-ジカルボニル化合物(I) |
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担当教員 | 細井 |
学生の到達目標 | β-ジカルボニル化合物のα位アニオンの特性を理解し、関連する反応について説明できる。 |
SBOコード | C5-(1)-8,9 C5-(2)-①-4 |
No.5
学習項目 | β-ジカルボニル化合物(II) |
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担当教員 | 細井 |
学生の到達目標 | いくつかの人名反応を学び、これらを用いて合成反応を組み立てることができる。 |
SBOコード | C5-(2)-①-4 |
No.6
学習項目 | アミンの性質 |
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担当教員 | 細井 |
学生の到達目標 | 各種アミンの性質を説明できる。 |
SBOコード | C4-(3)-⑥-1 C4-(3)-⑦-3 |
No.7
学習項目 | アミンの合成と転位反応 |
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担当教員 | 細井 |
学生の到達目標 | アミンの合成法を説明できる。またアミンが関係する転位反応を理解し、合成的な利用法を習得する。 |
SBOコード | C5-(1)-10 C5-(2)-①-2 |
No.8
学習項目 | ジアゾニウム塩の化学ほか |
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担当教員 | 細井 |
学生の到達目標 | ジアゾニウム塩の性質を理解し、それを利用した反応を習得する。 |
SBOコード | C4-(3)-⑥-1 |
No.9
学習項目 | 医薬品とアルカロイド |
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担当教員 | 細井 |
学生の到達目標 | 窒素原子を含む医薬品やアルカロイドの性質を理解し、簡単な化合物については合成法を説明できる。 |
SBOコード | C4-(3)-⑥-1,2 |
No.10
学習項目 | フェノールの化学 |
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担当教員 | 細井 |
学生の到達目標 | フェノールの酸性度について理解し、その反応を習得する。 |
SBOコード | C4-(3)-③-2 C4-(3)-⑦-2 C5-(1)-5 |
No.11
学習項目 | 糖質の有機化学(I) |
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担当教員 | 赤路 |
学生の到達目標 | 糖質の基本的な構造が理解できる。 |
SBOコード | C6-(1)-①-2 |
No.12
学習項目 | 糖質の有機化学(II) |
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担当教員 | 赤路 |
学生の到達目標 | 糖から誘導される化合物の有機化学が説明できる。 |
SBOコード | C6-(1)-①-2 |
No.13
学習項目 | 脂質の有機化学(I) |
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担当教員 | 赤路 |
学生の到達目標 | 脂質の一般的性質と構造との関連を説明できる。 |
SBOコード | C6-(1)-①-5 |
No.14
学習項目 | 脂質の有機化学(II) |
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担当教員 | 赤路 |
学生の到達目標 | 脂質関連化合物の構造と反応を説明できる。 |
SBOコード | C6-(1)-①-5 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 | |
SBOコード |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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ソロモンの新有機化学 下(第9版) | 池田、上西、奥山、花房 | 廣川書店 |
パサパ薬学演習シリーズ“有機化学演習” | 上西、和田 | 京都廣川書店 |
ソロモンの新有機化学・スタディガイド(第9版) | 池田、上西、奥山、花房 | 廣川書店 |
定期試験の成績に基づき評価する。これに出席や学習態度などを加味して総合的に評価することもある。
質問は各講義終了時にも可能であるが、それ以外のときには教員の研究室を訪ねること。