[Basic Chemistry]
| 開講情報 |
|
|---|---|
| 担当教員 |
|
| 備考 |
全員が高校において化学を履修してきたと思う。理解度や履修内容に若干の差があるように思う。そこで基礎化学では、高校の化学の復習とその延長となる専門科目に繋がる発展内容として無機化学や分子間相互作用を中心に解説するとともに、それらの応用である後期から始まる実習の導入講義を行う。
高校で学んだ化学と大学で学ぶ薬学領域の化学の橋渡しとして基礎化学を学ぶ。最初の6回は、無機化学の内容である。高校で学んだ内容から必須項目を最初に復習し、次に、原子の構造や原子軌道、元素の周期性、典型元素・遷移元素とその化合物の化学的性質・用途について説明できることが目標である。7回から12回は、分子間に働く相互作用や溶液の捉え方を学ぶ。化学反応や物理平衡の基礎となる分子同士の作用を理解できるようになることが目標である。13回・14回は、高校で学んだ化学実験に関する知識を再確認し、1年次後期以降の実習を行うために必要な基礎知識を習得することが目標である。
1~12回については、講義の概要をつかむために、事前にテキストに目を通しておくこと。講義内容の復習として、演習問題や講義ノートを見返すことで、講義内容の理解に努めること。13、14回に関しては、学習項目に関連する事項を図書館等を利用して予習し講義に臨むこと。
受講後は、講義ノートや配布資料を参考に知識を整理し、わからないことがあればそのままにせず教員に聞く等して正しく理解し、講義における知識を蓄積すること。
| No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 | SBOコード |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 高校化学の必須項目 | 安井 | ☆大学で化学を学ぶにあたり、高校で学んだ化学の内容から最必須項目を理解し、説明できる。 | ☆ |
| 2 | 無機化学の基本概念 | 安井 | 無機化学の基礎概念(原子と電子、周期表、化学結合と分子の構造)について説明できる。 | C1-(1)-①-1,2 |
| 3 | 典型元素とその化学的特徴 | 有光 | 代表的な典型元素の化学的性質について説明できる。 | C3-(5)-①-1 |
| 4 | 遷移元素とその化学的特徴 | 有光 | 代表的な遷移元素の化学的性質について説明できる。 | C3-(5)-①-1 |
| 5 | 無機化合物の化学的特徴 | 有光 | 代表的な無機化合物の名称、構造、性質を説明できる。 | C3-(5)-①-2,3 |
| 6 | 基礎無機化学の総括、問題演習 | 安井 | ☆基礎無機化学で学習した内容の要点を説明できる。基礎問題を解答できる。 | ☆ |
| 7 | 分子間相互作用(1) | 斎藤 | ポテンシャルエネルギーの概念と静電相互作用について説明できる。 | C1-(1)-②-2 |
| 8 | 分子間相互作用(2) | 斎藤 | ファンデルワールス力のような非静電相互作用について説明できる。 | C1-(1)-②-1,3,4,6 |
| 9 | 分子間相互作用(3) | 斎藤 | 生体分子間における相互作用について例を挙げて説明できる。 | C1-(1)-②-5,7 |
| 10 | 溶液の化学(1) | 扇田 | 活量と活量係数、イオン強度について説明できる。 | C1-(2)-⑥-2,4 |
| 11 | 溶液の化学(2) | 扇田 | 電解質溶液の電気伝導性について説明できる。 | C1-(2)-⑥-3 |
| 12 | 分子間相互作用・溶液化学の総括 | 斎藤 | ☆分子間相互作用や溶液の性質について説明できる。 | ☆ |
| 13 | 実験に臨むにあたって | 北出 | ☆実験の心構え、注意事項、実験を行う目的等を理解し説明できる。 | ☆ |
| 14 | 実験器具・機器の基礎 | 武上 | ☆実験器具や機器の名称を把握すると共に適切な使用方法等を理解し説明できる。 | ☆ |
| 15 | 総括・まとめ |
No.1
| 学習項目 | 高校化学の必須項目 |
|---|---|
| 担当教員 | 安井 |
| 学生の到達目標 | ☆大学で化学を学ぶにあたり、高校で学んだ化学の内容から最必須項目を理解し、説明できる。 |
| SBOコード | ☆ |
No.2
| 学習項目 | 無機化学の基本概念 |
|---|---|
| 担当教員 | 安井 |
| 学生の到達目標 | 無機化学の基礎概念(原子と電子、周期表、化学結合と分子の構造)について説明できる。 |
| SBOコード | C1-(1)-①-1,2 |
No.3
| 学習項目 | 典型元素とその化学的特徴 |
|---|---|
| 担当教員 | 有光 |
| 学生の到達目標 | 代表的な典型元素の化学的性質について説明できる。 |
| SBOコード | C3-(5)-①-1 |
No.4
| 学習項目 | 遷移元素とその化学的特徴 |
|---|---|
| 担当教員 | 有光 |
| 学生の到達目標 | 代表的な遷移元素の化学的性質について説明できる。 |
| SBOコード | C3-(5)-①-1 |
No.5
| 学習項目 | 無機化合物の化学的特徴 |
|---|---|
| 担当教員 | 有光 |
| 学生の到達目標 | 代表的な無機化合物の名称、構造、性質を説明できる。 |
| SBOコード | C3-(5)-①-2,3 |
No.6
| 学習項目 | 基礎無機化学の総括、問題演習 |
|---|---|
| 担当教員 | 安井 |
| 学生の到達目標 | ☆基礎無機化学で学習した内容の要点を説明できる。基礎問題を解答できる。 |
| SBOコード | ☆ |
No.7
| 学習項目 | 分子間相互作用(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 斎藤 |
| 学生の到達目標 | ポテンシャルエネルギーの概念と静電相互作用について説明できる。 |
| SBOコード | C1-(1)-②-2 |
No.8
| 学習項目 | 分子間相互作用(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 斎藤 |
| 学生の到達目標 | ファンデルワールス力のような非静電相互作用について説明できる。 |
| SBOコード | C1-(1)-②-1,3,4,6 |
No.9
| 学習項目 | 分子間相互作用(3) |
|---|---|
| 担当教員 | 斎藤 |
| 学生の到達目標 | 生体分子間における相互作用について例を挙げて説明できる。 |
| SBOコード | C1-(1)-②-5,7 |
No.10
| 学習項目 | 溶液の化学(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 扇田 |
| 学生の到達目標 | 活量と活量係数、イオン強度について説明できる。 |
| SBOコード | C1-(2)-⑥-2,4 |
No.11
| 学習項目 | 溶液の化学(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 扇田 |
| 学生の到達目標 | 電解質溶液の電気伝導性について説明できる。 |
| SBOコード | C1-(2)-⑥-3 |
No.12
| 学習項目 | 分子間相互作用・溶液化学の総括 |
|---|---|
| 担当教員 | 斎藤 |
| 学生の到達目標 | ☆分子間相互作用や溶液の性質について説明できる。 |
| SBOコード | ☆ |
No.13
| 学習項目 | 実験に臨むにあたって |
|---|---|
| 担当教員 | 北出 |
| 学生の到達目標 | ☆実験の心構え、注意事項、実験を行う目的等を理解し説明できる。 |
| SBOコード | ☆ |
No.14
| 学習項目 | 実験器具・機器の基礎 |
|---|---|
| 担当教員 | 武上 |
| 学生の到達目標 | ☆実験器具や機器の名称を把握すると共に適切な使用方法等を理解し説明できる。 |
| SBOコード | ☆ |
No.15
| 学習項目 | 総括・まとめ |
|---|---|
| 担当教員 | |
| 学生の到達目標 | |
| SBOコード |
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| 1~6回:基礎無機化学 | 安井裕之、吉川 豊 | 京都廣川書店 |
| 7~12回:ベーシック薬学教科書シリーズ3 物理化学 | 石田寿昌 編 | 化学同人 |
| 13・14回:適宜資料を配布する | ||
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| エピソード物理化学 | 後藤了、小暮健太朗 編 | 京都廣川書店 |
〈1~6回〉受講態度及び毎回の課題(10%)、定期試験(30%)。
〈7~12回〉受講態度(4%)、定期試験(36%)。
〈13・14回〉定期試験(20%)。
安井・有光:火・水・木の17:00~18:00(愛学館5階)
斎藤・扇田:月の17:00~18:00(躬行館4階)
北出・武上:火・木の17:30~18:30(躬行館4階)
事前にメールで空いているか確認し予約した上で、研究室まで来てください。また、オフィスアワー以外の曜日や時間でも空いていれば質問を受付ますのでメールで確認してください。