[Psychology]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
私達人間は、「心」の様々なメカニズムに支えられて生きている。「心理学」は文字通り、その「心」の仕組みの「理(ことわり)」について学ぶことで、自分とは何か、生きることとは何かといった人間の根本的なテーマについて問い続ける学問である。
本授業では代表的な心理学実験や理論について講義形式で紹介する。講義を通じて“自分も体験したことのある出来事の背景には、このような心の仕組みがあったのか”という気付きを得てほしい。また身近な体験を心理学の観点から考えたときに、世界がどのように見えるのかを考え、受講者とシェアすることを通して、心理学的観点を身につけていく予定である。
身近でありながら目に見えない「心」を理解するための科学的なアプローチとはどのようなものか、そして心理学を通してとらえられる心の仕組みとはどのようなものかを知り、理解することを第一の目標とする。さらに心理学を学ぶことで、心というものに対する関心を高めることを第二の目標とする。理想ではあるが第三の目標として、様々な現象を心理学的な観点から捉えるとどのように理解することができるかという問いを主体的に発し、考える姿勢を身につけることを挙げておく。
予習・復習とも授業中に課題を出します。
予習段階で文献を詳しく読む必要はありません。授業での“発見”を大事にします。
その分復習に比重を置きます。授業で聞いたことを思い出し、文献を読むなどして知識と思考を広げてください。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | 心理学とは何か | 谷口 | 心理学とは何をどのように研究する学問であるかを知る。本授業の概要についても 解説する。 |
2 | 心は身体のどこにあるのだろうか | 谷口 | 「心はどこにあるのか」という問いに対する、代表的な考え方について理解する。 |
3 | 子どもの発達 | 谷口 | 乳幼児の心の発達と母子関係、「心の理論」について理解する。 |
4 | 子ども・大人の発達 | 谷口 | 思春期・青年期の心の発達と、ライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
5 | 大人の発達 | 谷口 | 成人期・老年期の心の発達と、ライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
6 | この世界を感じとること | 谷口 | 行動の元となる様々な情報収集に使う「感覚」にはどのようなものがあるかを理解する。 |
7 | この世界を意味づけること | 谷口 | 感覚を通じて受け取った情報を再構成する「知覚」のはたらきについて理解する。 |
8 | 日常生活のなかの行動変容 | 谷口 | 心理学における「学習」とは何か、「ほめる・しかる」といったキーワードを通じて理解する。 |
9 | 覚えることと忘れること | 谷口 | 記憶のプロセスとメカニズム、記憶の測定法について理解する。 |
10 | 問題を解くこと | 谷口 | 「考える・思う・解く・聞く・話す・読む・書く」をキーワードに、思考と言語について理解する。 |
11 | 行動を方向づけ、適応的にすること | 谷口 | 私達の行動の原因となる、「動機づけ」と「情動」について理解する。 |
12 | 人を知り、人の心を癒すこと(1) | 谷口 | パーソナリティと、適応・異常という考え方について理解する。 |
13 | 人を知り、人の心を癒すこと(2) | 谷口 | カウンセリングと心理療法の理論と実際、人が癒されるというのはどういうことかについて理解する。 |
14 | 社会のなかの人間 | 谷口 | 社会の中で私達の心はどのようにはたらくものなのか、そのメカニズムを理解する。 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | 心理学とは何か |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 心理学とは何をどのように研究する学問であるかを知る。本授業の概要についても 解説する。 |
No.2
学習項目 | 心は身体のどこにあるのだろうか |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 「心はどこにあるのか」という問いに対する、代表的な考え方について理解する。 |
No.3
学習項目 | 子どもの発達 |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 乳幼児の心の発達と母子関係、「心の理論」について理解する。 |
No.4
学習項目 | 子ども・大人の発達 |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 思春期・青年期の心の発達と、ライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
No.5
学習項目 | 大人の発達 |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 成人期・老年期の心の発達と、ライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
No.6
学習項目 | この世界を感じとること |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 行動の元となる様々な情報収集に使う「感覚」にはどのようなものがあるかを理解する。 |
No.7
学習項目 | この世界を意味づけること |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 感覚を通じて受け取った情報を再構成する「知覚」のはたらきについて理解する。 |
No.8
学習項目 | 日常生活のなかの行動変容 |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 心理学における「学習」とは何か、「ほめる・しかる」といったキーワードを通じて理解する。 |
No.9
学習項目 | 覚えることと忘れること |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 記憶のプロセスとメカニズム、記憶の測定法について理解する。 |
No.10
学習項目 | 問題を解くこと |
---|---|
担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 「考える・思う・解く・聞く・話す・読む・書く」をキーワードに、思考と言語について理解する。 |
No.11
学習項目 | 行動を方向づけ、適応的にすること |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 私達の行動の原因となる、「動機づけ」と「情動」について理解する。 |
No.12
学習項目 | 人を知り、人の心を癒すこと(1) |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | パーソナリティと、適応・異常という考え方について理解する。 |
No.13
学習項目 | 人を知り、人の心を癒すこと(2) |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | カウンセリングと心理療法の理論と実際、人が癒されるというのはどういうことかについて理解する。 |
No.14
学習項目 | 社会のなかの人間 |
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担当教員 | 谷口 |
学生の到達目標 | 社会の中で私達の心はどのようにはたらくものなのか、そのメカニズムを理解する。 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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特に指定しないが、授業は主に参考書として挙げた「サイコロジー事始め」に準拠して行う |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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サイコロジー事始め | 金児曉嗣(編) | 有斐閣ブックス |
心理学をつかむ | 今井久登他著 | 有斐閣 |
授業内課題(予習、復習含め) 40%
学期末テスト 60%
オリエンテーション時に担当教員から連絡する。