[Physical Chemistry, Lab.]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
物理化学は、物質の構造、状態、変化についての化学の法則や理論を体系的に取り扱うが、化学のもとになっている原理を理解し、実際の問題に適用する方法論を示してくれるという点で、薬学を含む自然科学分野の基本となる学問である。物理化学実習では、反応速度を測定し、速度定数を求めるための基本的技能を習得するとともに、薬学領域で重要な物理化学の項目に関する知識を習得する。
薬物の(擬)一次反応の反応速度を測定し、得られた結果より速度定数を求める。さらに、吸着平衡・相平衡およびコロイドの基本的性質を観察することで、薬学領域で重要な物理化学の項目について理解を深める。
事前に実習書や教科書の該当箇所を読み、よく理解した上で実習に臨むこと。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 | SBOコード |
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1 | 実習講義 | 全員 | 反応速度・相平衡・吸着平衡・コロイドに関する基本法則について説明できる。 | C1-(3)-①-1,4 C1-(2)-⑥-3 E5-(1)-③-1,2 C1-(2)-⑤-1,2,3 |
2 | アスピリンの加水分解速度の測定 | 全員 | アスピリンの加水分解反応を測定することで、(擬)一次反応を理解し、速度定数を求めることができる。 | C1-(3)-①-1,4 |
3 | 薬物送達キャリアー(リポソーム)の作製と界面活性剤による可溶化 | 全員 | 界面活性剤および薬物送達キャリアーについて理解し、吸着平衡およびコロイドについて説明できる。 | E5-(1)-③-1,2 C1-(2)-⑥-3 |
4 | 2種類の粉末薬物混合による融点降下の測定 | 全員 | 粉末薬物の混合による融点降下を測定することで、二成分系(固液平衡)について理解し、その特徴を説明できる。 | C1-(2)-⑤-1,2,3 |
No.1
学習項目 | 実習講義 |
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担当教員 | 全員 |
学生の到達目標 | 反応速度・相平衡・吸着平衡・コロイドに関する基本法則について説明できる。 |
SBOコード | C1-(3)-①-1,4 C1-(2)-⑥-3 E5-(1)-③-1,2 C1-(2)-⑤-1,2,3 |
No.2
学習項目 | アスピリンの加水分解速度の測定 |
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担当教員 | 全員 |
学生の到達目標 | アスピリンの加水分解反応を測定することで、(擬)一次反応を理解し、速度定数を求めることができる。 |
SBOコード | C1-(3)-①-1,4 |
No.3
学習項目 | 薬物送達キャリアー(リポソーム)の作製と界面活性剤による可溶化 |
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担当教員 | 全員 |
学生の到達目標 | 界面活性剤および薬物送達キャリアーについて理解し、吸着平衡およびコロイドについて説明できる。 |
SBOコード | E5-(1)-③-1,2 C1-(2)-⑥-3 |
No.4
学習項目 | 2種類の粉末薬物混合による融点降下の測定 |
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担当教員 | 全員 |
学生の到達目標 | 粉末薬物の混合による融点降下を測定することで、二成分系(固液平衡)について理解し、その特徴を説明できる。 |
SBOコード | C1-(2)-⑤-1,2,3 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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実習書を配布する。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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エピソード物理化学 | 後藤 了、小暮 健太朗 編著 | 京都廣川書店 |
薬局方に基づいた物理化学実験 | 佐村孝俊、寺田 弘 著 | 廣川書店 |
ベーシック薬学教科書シリーズ3 物理化学 | 石田寿昌 編 | 化学同人 |
全実習項目への出席、レポート提出及び実習試験の受験は必須とする。なお、点数配分は、実習態度(10%)、レポート(40%)、実習試験(50%)とする。
斎藤:火曜日、水曜日、木曜日の 17:00~18:00(躬行館4階)
濱 :火曜日、水曜日、木曜日の 17:00~18:00(躬行館4階)
扇田:火曜日、水曜日、木曜日の 17:00~18:00(躬行館4階)
※オフィスアワー以外の曜日や時間帯での質問の場合はメール等で前もって連絡してください。