[Japanese Literature]
| 開講情報 |
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|---|---|
| 担当教員 |
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| 備考 |
京都は、平安以後日本文学創成の場であり、文学(作品)の宝庫であり続けてきた。近現代文学に於いても、森鷗外『高瀬舟』、夏目漱石『虞美人草』、与謝野晶子『みだれ髪』、志賀直哉『暗夜行路』、中原中也『山羊の歌』、谷崎潤一郎『細雪』、川端康成『古都』、三島由紀夫『金閣寺』、村上春樹『ノルウェイの森』など数々の文学作品(名作)の舞台となり、また映像においてもクロード・ガ二オン監督作品『Keiko』や大森一樹監督作品『ヒポクラテスたち』など多くの映画作品の舞台ともなっている。そして同時に多くの文人たちの棲家(生活の場)であり、映画人たちの撮影場所ともなっている。本講義では、文芸生成の場としての〈京都〉、文人・映画人たちの住及び撮影所としての〈京都〉など様々な視点から文化・芸術(空間)〈京都〉を考察し、意味づけて行きたい。
近現代文学のなかで〈京都〉を描いた作品を抽出し、〈京都〉が(作品のなかで)どのように描かれているか、あるいは作家が〈京都〉をどう描いたか、どのようなイメージを持っているか。そうした作者の意識をも探り、近代から現代に至る〈京都〉の位相に迫りつつ、総体として浮かび上がる〈京都〉を把握(認識)することを目標とする。
講義で紹介する参考文献を指定する講義までに読んでおくこと。文献を読み込む時間としては毎回概ね1~2時間程度を想定している。(講義3回ごとに1文献を読むことを想定した場合)
| No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
|---|---|---|---|
| 1 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉 | 瀧本 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉の特質を把握する。 |
| 2 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉 | 瀧本 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉の位置づけを把握する。 |
| 3 | 夏目漱石と〈京都〉(1) | 瀧本 | 『門』の特質を把握する。 |
| 4 | 夏目漱石と〈京都〉(2) | 瀧本 | 『門』の位置づけを把握する。 |
| 5 | 夏目漱石と〈京都〉(3) | 瀧本 | 『門』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
| 6 | 森鷗外と〈京都〉(1) | 瀧本 | 『高瀬舟』の特質を把握する。 |
| 7 | 森鷗外と〈京都〉(2) | 瀧本 | 『高瀬舟』の位置づけを把握する。 |
| 8 | 森鷗外と〈京都〉(3) | 瀧本 | 『高瀬舟』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
| 9 | 芥川龍之介と〈京都〉(1) | 瀧本 | 「京都日記」の特質を把握する。 |
| 10 | 芥川龍之介と〈京都〉(2) | 瀧本 | 「京都日記」の位置づけを把握する。 |
| 11 | 芥川龍之介と〈京都〉(3) | 瀧本 | 「京都日記」を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
| 12 | 川端康成と〈京都〉(1) | 瀧本 | 『古都』の特質を把握する。 |
| 13 | 川端康成と〈京都〉(2) | 瀧本 | 『古都』の位置づけを把握する。 |
| 14 | 川端康成と〈京都〉(3) | 瀧本 | 『古都』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
| 15 | 総括・まとめ |
No.1
| 学習項目 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉 |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉の特質を把握する。 |
No.2
| 学習項目 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉 |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 近代文学・芸術文化と〈京都〉の位置づけを把握する。 |
No.3
| 学習項目 | 夏目漱石と〈京都〉(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『門』の特質を把握する。 |
No.4
| 学習項目 | 夏目漱石と〈京都〉(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『門』の位置づけを把握する。 |
No.5
| 学習項目 | 夏目漱石と〈京都〉(3) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『門』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
No.6
| 学習項目 | 森鷗外と〈京都〉(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『高瀬舟』の特質を把握する。 |
No.7
| 学習項目 | 森鷗外と〈京都〉(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『高瀬舟』の位置づけを把握する。 |
No.8
| 学習項目 | 森鷗外と〈京都〉(3) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『高瀬舟』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
No.9
| 学習項目 | 芥川龍之介と〈京都〉(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 「京都日記」の特質を把握する。 |
No.10
| 学習項目 | 芥川龍之介と〈京都〉(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 「京都日記」の位置づけを把握する。 |
No.11
| 学習項目 | 芥川龍之介と〈京都〉(3) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 「京都日記」を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
No.12
| 学習項目 | 川端康成と〈京都〉(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『古都』の特質を把握する。 |
No.13
| 学習項目 | 川端康成と〈京都〉(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『古都』の位置づけを把握する。 |
No.14
| 学習項目 | 川端康成と〈京都〉(3) |
|---|---|
| 担当教員 | 瀧本 |
| 学生の到達目標 | 『古都』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。 |
No.15
| 学習項目 | 総括・まとめ |
|---|---|
| 担当教員 | |
| 学生の到達目標 |
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| 『京都 歴史・物語のある風景』 | 瀧本和成編 | 嵯峨野書院 |
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| 参考書・研究書等は講義中適宜指示する。 | ||
定期試験の成績(80%)を主とし、これに平常点(20%)を加味して総合評価する。
定期試験に関しては照会に対して個別に対応する。
質問時間:毎水曜日・昼の休憩時間に講師控室にて(事前連絡不要)