• 文学1(英語圏言語文化)

    [English Literature(Language and Culture)]

    開講情報
    • 1年次前期

      講義

      1.5単位選択

    担当教員
    • 講師藤原 由美

    備考  

    概要

    私たちを取り巻く世界はことばを介さずには成立し得ない。本講義は、主に言語学の視点から、ことばの特質や役割などを理解し、ことばに対する意識を深めることを目標とする。前半では、聖書やシェークスピアなどの作品を通して、インド=ヨーロッパ語族の一員としての英語がどのように今の英語の姿になったのかを時代にそって概観し、後半では、『不思議の国のアリス』や『マイフェアレディ』などを通して、形態論、意味論、音韻論の知識を身につけていく。ことばの奥深さを知ることや、ことばに対して思索することがいかに興味深いかを、実感してもらえるように努めたい。
    この講義は対面でする。

    授業の一般目標

    ・文学作品における興味深い文法現象を、英語学的な視点から考察することができる。
    ・英語の歴史的変遷及び国際共通語としての現代英語の諸相について理解できる。
    ・言語学に関する知識を学び、基本用語とその概念が説明できる。

    準備学習(予習・復習)

    テキストは特に指定しない。詳細については第1回授業時に説明する。
    配布資料などがあれば一読し、気になった点をまとめておく。授業で紹介された作品には目を通すようにする。これらの学修に要する時間は概ね一週当り150分程度を想定している。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 ガイダンス 藤原 「世界の中の英語の位置付け」
    2 英語の歴史:古英語 藤原 『ベーオウルフ』などに見られる古英語の特徴を理解できる。
    3 英語の歴史:中英語 藤原 『カンタベリー物語』などに見られる英語の特徴を理解できる。
    4 英語の歴史:近代英語 藤原 シェークスピア作品に見られる近代英語の特徴を理解できる。
    5 英語の歴史:現代英語 藤原 イギリスの文学作品とアメリカの文学作品を比較し、イギリス英語とアメリカ英語の類似点と相違点を考察できる。
    6 英語の歴史:総括(1) 藤原 聖書に見られる英語表現の変遷を英語史的な視点から考察できる。
    7 英語の歴史:総括(2) 藤原 『ハックルベリーフィンの冒険』など現代文学を通して英語の多様性を理解できる。
    8 現代英語:形態論(1) 藤原 『不思議の国のアリス』に見られる表現から、語の構成要素の仕組みを理解できる。
    9 現代英語:形態論(2) 藤原 『不思議の国のアリス』に見られる表現から、派生や複合の仕組みを理解できる。
    10 現代英語:音韻論(1) 藤原 映画『マイフェアレディ』を通して音韻の特徴を理解できる。
    11 現代英語:音韻論(2) 藤原 映画『マイフェアレディ』を通して音素や音声学的特徴を理解できる。
    12 現代英語:意味論(1)メタファー 藤原 日英における文学作品を通して、比喩表現を理解できる。
    13 現代英語:意味論(2)語彙の意味変化 藤原 日英における文学作品を通して、語彙の意味変化を理解できる。
    14 期末試験 藤原 13回講義までの学修内容について整理・復習し、設問に的確に解答することができる。
    15 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 ガイダンス
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 「世界の中の英語の位置付け」

    No.2

    学習項目 英語の歴史:古英語
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 『ベーオウルフ』などに見られる古英語の特徴を理解できる。

    No.3

    学習項目 英語の歴史:中英語
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 『カンタベリー物語』などに見られる英語の特徴を理解できる。

    No.4

    学習項目 英語の歴史:近代英語
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 シェークスピア作品に見られる近代英語の特徴を理解できる。

    No.5

    学習項目 英語の歴史:現代英語
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 イギリスの文学作品とアメリカの文学作品を比較し、イギリス英語とアメリカ英語の類似点と相違点を考察できる。

    No.6

    学習項目 英語の歴史:総括(1)
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 聖書に見られる英語表現の変遷を英語史的な視点から考察できる。

    No.7

    学習項目 英語の歴史:総括(2)
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 『ハックルベリーフィンの冒険』など現代文学を通して英語の多様性を理解できる。

    No.8

    学習項目 現代英語:形態論(1)
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 『不思議の国のアリス』に見られる表現から、語の構成要素の仕組みを理解できる。

    No.9

    学習項目 現代英語:形態論(2)
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 『不思議の国のアリス』に見られる表現から、派生や複合の仕組みを理解できる。

    No.10

    学習項目 現代英語:音韻論(1)
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 映画『マイフェアレディ』を通して音韻の特徴を理解できる。

    No.11

    学習項目 現代英語:音韻論(2)
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 映画『マイフェアレディ』を通して音素や音声学的特徴を理解できる。

    No.12

    学習項目 現代英語:意味論(1)メタファー
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 日英における文学作品を通して、比喩表現を理解できる。

    No.13

    学習項目 現代英語:意味論(2)語彙の意味変化
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 日英における文学作品を通して、語彙の意味変化を理解できる。

    No.14

    学習項目 期末試験
    担当教員 藤原
    学生の到達目標 13回講義までの学修内容について整理・復習し、設問に的確に解答することができる。

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標

    成績評価方法・基準

    授業への貢献度(課題提出を含む)(50%)、講義中に実施する期末試験(50%)を総合して評価する。

    評価のフィードバック

    定期試験の講評はmanabaに掲載する。