[Law B]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
この講義は,法学をいわゆる教養科目として学ぶ人々を対象とし,受講生の皆さんが,法の世界の全体像を把握することを目指しています。法・裁判の世界の基本的なしくみや特徴を解説した上で,法・裁判の世界を吟味する視座となる具体的な問題として,死刑制度についておよび医療・ヘルスケアと法をめぐる諸問題を取り上げます。
各回の講義は以下の授業計画に沿って進めます。パワーポイントを用いて授業を進め,毎回レジュメを配布します。
1から2回程度映像の資料を用いる回があります。教科書に含まれない内容については随時参考資料を配布あるいは指示します。
この授業はすべて対面授業で実施します。
受講生の皆さんが,(1)わが国の裁判員制度および裁判制度,ならびに国内法・国際法の体系などについて知識を得ることにより,(2)法の世界のさまざまな現象およぶそれと関連する諸問題を理解できるようになることおよび(3)それらの現象および問題について,主体的に考えられるようになることを目指します。
(1)事前に指示した教科書の該当範囲等を読み、予習をする(2)授業で配布した資料等を参考に,授業内容の理解を深める(3)課題を提示した場合は、授業内容を踏まえて課題に取り組む必要があります(各回平均して150分前後)。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | はじめに: | 小久見 | 法学を学ぶ意義について自ら考え、説明できる。 |
2 | 裁判の手がかりとしての法(1) 国家法・自治法 | 小久見 | 国家法、自治法について体系的に理解し、説明できる。 |
3 | 裁判の手がかりとしての法(2)国際法 | 小久見 | 国際法の法源などについて説明できる。 |
4 | 裁判の手がかりとしての法(3) 法の分類,法の効力と法の体系性 | 小久見 | 法の分類にもとづきどのような法があるかについて、法の効力とは何かについて、法の体系性について説明できる。 |
5 | 裁判のしくみ(1) 日本の裁判制度 | 小久見 | 日本の裁判制度の四階級参審制などについて説明できる。 |
6 | 裁判のしくみ(2) 犯罪・捜査・刑事訴訟 | 小久見 | 刑事事件が裁判に至る手続き及び刑事訴訟の手続・諸原則について説明できる。刑事事件が裁判に至る手続き及び刑事訴訟の手続・諸原則について説明できる。 |
7 | 裁判のしくみ(3) 民事紛争・民事訴訟 | 小久見 | ADRを含めた民事紛争の解決方法および民事訴訟の手続・諸原則について説明できる |
8 | 裁判員制度について(1) | 小久見 | 裁判員制度について理解し、動画を視聴したうえで、裁判員として審理し判断することの意義について自ら考え、論述できる。 |
9 | 裁判員制度について(2) | 小久見 | 裁判員制度について理解し、動画を視聴したうえで、裁判員として審理し判断することの意義について自ら考え、論述できる。 |
10 | 法的思考の特質と法の解釈 | 小久見 | 法的思考の特質について、法の解釈のあり方について説明できる。 |
11 | 死刑制度について(1) | 小久見 | 死刑存置論、死刑廃止論の論点を説明できる。 |
12 | 死刑制度について(2) | 小久見 | 動画を視聴したうえで、死刑制度の存廃について自ら考え、論述できる。 |
13 | 医療、ヘルスケアと法(1) | 小久見 | 医事・薬事にかかわる裁判例などを通して、医療・ヘルスケアと法のかかわりについて理解し、説明できる。 |
14 | 医療・ヘルスケアと法(2) | 小久見 | 医事・薬事にかかわる裁判例などを通して、医療・ヘルスケアと法のかかわりについて理解し、説明できる。 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | はじめに: |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 法学を学ぶ意義について自ら考え、説明できる。 |
No.2
学習項目 | 裁判の手がかりとしての法(1) 国家法・自治法 |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 国家法、自治法について体系的に理解し、説明できる。 |
No.3
学習項目 | 裁判の手がかりとしての法(2)国際法 |
---|---|
担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 国際法の法源などについて説明できる。 |
No.4
学習項目 | 裁判の手がかりとしての法(3) 法の分類,法の効力と法の体系性 |
---|---|
担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 法の分類にもとづきどのような法があるかについて、法の効力とは何かについて、法の体系性について説明できる。 |
No.5
学習項目 | 裁判のしくみ(1) 日本の裁判制度 |
---|---|
担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 日本の裁判制度の四階級参審制などについて説明できる。 |
No.6
学習項目 | 裁判のしくみ(2) 犯罪・捜査・刑事訴訟 |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 刑事事件が裁判に至る手続き及び刑事訴訟の手続・諸原則について説明できる。刑事事件が裁判に至る手続き及び刑事訴訟の手続・諸原則について説明できる。 |
No.7
学習項目 | 裁判のしくみ(3) 民事紛争・民事訴訟 |
---|---|
担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | ADRを含めた民事紛争の解決方法および民事訴訟の手続・諸原則について説明できる |
No.8
学習項目 | 裁判員制度について(1) |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 裁判員制度について理解し、動画を視聴したうえで、裁判員として審理し判断することの意義について自ら考え、論述できる。 |
No.9
学習項目 | 裁判員制度について(2) |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 裁判員制度について理解し、動画を視聴したうえで、裁判員として審理し判断することの意義について自ら考え、論述できる。 |
No.10
学習項目 | 法的思考の特質と法の解釈 |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 法的思考の特質について、法の解釈のあり方について説明できる。 |
No.11
学習項目 | 死刑制度について(1) |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 死刑存置論、死刑廃止論の論点を説明できる。 |
No.12
学習項目 | 死刑制度について(2) |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 動画を視聴したうえで、死刑制度の存廃について自ら考え、論述できる。 |
No.13
学習項目 | 医療、ヘルスケアと法(1) |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 医事・薬事にかかわる裁判例などを通して、医療・ヘルスケアと法のかかわりについて理解し、説明できる。 |
No.14
学習項目 | 医療・ヘルスケアと法(2) |
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担当教員 | 小久見 |
学生の到達目標 | 医事・薬事にかかわる裁判例などを通して、医療・ヘルスケアと法のかかわりについて理解し、説明できる。 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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『入門法学-現代社会の羅針盤-』第5版 | 竹下賢・沼口智則・角田猛之・竹村和也編 | 晃洋書房 |
小レポート 30% (授業内容に関連する映像資料を視聴し,その内容を簡潔にまとめ,意見を書いてもらいます。)
期末テスト 70% (授業内容を適切に理解できているかどうか,論理的に回答できているかどうかを評価のポイントとします。 )
成績評価の講評についてはmanaba上で行います。
[French Literature]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
十八世紀フランスにおいては、絶対王政の権威が揺らぎつつある革命前の不穏な空気の中で、十七世紀の古典主義や十九世紀のロマン主義とは異なる独特な文学作品が多数生み出された。それら諸作品をつらぬく特色のひとつは、文学と思想(哲学)が分かち難い形で結び付いているということである。本講義では、こうした文学の思想性、思想の文学性に特に注意を向けながら、十八世紀フランス文学の諸様相を具体的なテクストの分析を通じて検討する。
この授業は全て対面授業で実施する。
十八世紀フランスという特定の時代・地域に書かれた作品について具体的に学ぶことで、当時の歴史的状況とそれがいかなる思想や文学を生み出したのかについて理解する。最終的には、自分の置かれている「今・ここ」の環境を相対化して見られることができるようになることを目指す。
事前にアップロードされる講義資料がある時には、資料に目を通しておいてください。
予習・復習を合わせて1週間あたり150分程度の学修が必要であり、内容についてはその都度指示します。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | ガイダンス、イントロダクション | 菅原 | 十八世紀フランス文学を学ぶ意義を把握・理解する。 |
2 | 18世紀文化・政治史概説1 | 菅原 | 十八世紀フランスの王権・宗教権力・検閲などについて理解することができる。 |
3 | 18世紀文化・政治史概説2 | 菅原 | 十八世紀フランスの文学と思想(哲学)の密接な絡み合いについて理解することができる。 |
4 | モンテスキュー | 菅原 | 『法の精神』のみならず、さまざまな文学作品で権力についての考察を行ったモンテスキューについて理解できる。 |
5 | ヴォルテール | 菅原 | 当時の文学の花形であった韻文(詩・演劇)作者、風刺的コント作者としてのヴォルテールについて理解することができる。 |
6 | ルソー(1) | 菅原 | 『人間不平等起源論』『新エロイーズ』『エミール』などでルソーが展開した人間と社会についての考察を理解できる。 |
7 | ルソー(2) | 菅原 | 西洋の近代的自伝の創始者といわれるルソーの自伝を読解し、彼の自己表象について理解できる。 |
8 | ディドロ(1) | 菅原 | 『ブーガンヴィル航海期補遺』などのコントの読解を通じて、西洋文明を相対化する視点について理解できる。 |
9 | ディドロ(2) | 菅原 | 『ラモーの甥』などのコントの読解を通じて、ディドロの宗教批判について理解できる。 |
10 | リベルタン文学(1) | 菅原 | リベルタン文学の概要と、それらの文学が当時いかなる重要性を持っていたかについて理解できる。 |
11 | リベルタン文学(2) | 菅原 | リベルタン文学の具体的なテクストの検討を通じ、当時の文学と哲学とセクシュアリティの結びつきについて理解できる。 |
12 | シャトーブリアン | 菅原 | 今まで学んできたような文学的潮流が十九世紀のロマン主義にいかに変容していったか理解することができる。 |
13 | 文学と宗教 | 菅原 | 文学作品を通じて繰り広げられた反教権運動、寛容をめぐる闘いについて理解することができる。 |
14 | 文学と科学 | 菅原 | フォントネル・ヴォルテールのテクストなどを通じて、当時の文学がどのように科学に向き合ったかを理解できる。 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | ガイダンス、イントロダクション |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 十八世紀フランス文学を学ぶ意義を把握・理解する。 |
No.2
学習項目 | 18世紀文化・政治史概説1 |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 十八世紀フランスの王権・宗教権力・検閲などについて理解することができる。 |
No.3
学習項目 | 18世紀文化・政治史概説2 |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 十八世紀フランスの文学と思想(哲学)の密接な絡み合いについて理解することができる。 |
No.4
学習項目 | モンテスキュー |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 『法の精神』のみならず、さまざまな文学作品で権力についての考察を行ったモンテスキューについて理解できる。 |
No.5
学習項目 | ヴォルテール |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 当時の文学の花形であった韻文(詩・演劇)作者、風刺的コント作者としてのヴォルテールについて理解することができる。 |
No.6
学習項目 | ルソー(1) |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 『人間不平等起源論』『新エロイーズ』『エミール』などでルソーが展開した人間と社会についての考察を理解できる。 |
No.7
学習項目 | ルソー(2) |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 西洋の近代的自伝の創始者といわれるルソーの自伝を読解し、彼の自己表象について理解できる。 |
No.8
学習項目 | ディドロ(1) |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 『ブーガンヴィル航海期補遺』などのコントの読解を通じて、西洋文明を相対化する視点について理解できる。 |
No.9
学習項目 | ディドロ(2) |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 『ラモーの甥』などのコントの読解を通じて、ディドロの宗教批判について理解できる。 |
No.10
学習項目 | リベルタン文学(1) |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | リベルタン文学の概要と、それらの文学が当時いかなる重要性を持っていたかについて理解できる。 |
No.11
学習項目 | リベルタン文学(2) |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | リベルタン文学の具体的なテクストの検討を通じ、当時の文学と哲学とセクシュアリティの結びつきについて理解できる。 |
No.12
学習項目 | シャトーブリアン |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 今まで学んできたような文学的潮流が十九世紀のロマン主義にいかに変容していったか理解することができる。 |
No.13
学習項目 | 文学と宗教 |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | 文学作品を通じて繰り広げられた反教権運動、寛容をめぐる闘いについて理解することができる。 |
No.14
学習項目 | 文学と科学 |
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担当教員 | 菅原 |
学生の到達目標 | フォントネル・ヴォルテールのテクストなどを通じて、当時の文学がどのように科学に向き合ったかを理解できる。 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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とくになし。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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フランス文学の楽しみかた:ウェルギリウスからル・クレジオまで | 永井敦子、畠山 達、黒岩 卓 | ミネルヴァ書房 |
(注:十八世紀限定ではなくフランス文学全体の概説です。個々の作家についての文献は講義のなかで場合に応じて示します。) |
平常点(30%)および期末レポート(70%)によって評価する。
成績評価の講評については、合格発表以後にmanaba上に掲載します。