[History A]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
歴史を学ぶ重要性が説かれることの多い昨今、本授業では現代に生きる我々が歴史を学ぶ意義はどこにあるのかという根本的な問いを考察するとともに、学術の世界において歴史的事実を確定するためにはどのような資料(史料)が用いられ、どのような手法が採られるのかということを様々な事例から具体的に知る。さらには昨今話題になっている「公文書」管理の問題を、学術的な「歴史研究」という観点から考察する。授業の進め方としては、あらかじめ講師が用意した論文や史料を輪読することが中心となる。また受講人数が少ない場合には、演習形式で進めることもある。
・歴史を学ぶ意義を自分の言葉で説明できるようになる。
・授業内容の要点を自分の言葉で記述できるようになる。
・一次資料を解読する重要性を理解できるようになる。
授業に際しては第2回目より毎回学習項目に関する簡単な下調べを課する(内容は授業中に指示する)。また全授業において少なくとも二度の授業内テスト(設問に対する論述問題)を行うため、テスト前には、それまでに扱った範囲の整理・復習が求められる。それらに要する時間は、各回の内容や時期、受講者の人数等によって異なるため一概には言えないが、一週あたり約100分程度である。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | イントロダクション:授業の進め方や課題の指示など | 岸野 | 授業の進め方や課題への取り組み方を理解する。 |
2 | なぜ歴史を学ぶのか? | 岸野 | 歴史を学ぶ意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
3 | 史料と手法について1:「アショーカ王碑文」が伝えること・伝えないこと | 岸野 | 歴史的事実を確定するための学術的手法と史料について、自分の言葉で説明できるようになる。 |
4 | 史料と手法について2:「仏像」が伝えること・伝えないこと | 岸野 | 史料の齟齬が意味するものを考察することができる。 |
5 | 授業内テスト (論述) 1 | 岸野 | 授業前半での学びを確認する。 |
6 | 文化人類学的アプローチとしてのフィールドワーク | 岸野 | 文化人類学において用いられる「フィールドワーク」の概要と意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
7 | 社会学的アプローチとしてのフィールドワーク | 岸野 | 社会学において用いられる「フィールドワーク」の概要と意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
8 | 歴史研究に用いられるフィールドワーク1:実見調査 | 岸野 | 歴史研究における「フィールドワーク」の一つである史料の実見調査の意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
9 | 歴史研究に用いられるフィールドワーク2:オーラルヒストリー | 岸野 | 歴史研究における「フィールドワーク」の一つであるいわゆる「オーラルヒストリー」の意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
10 | 授業内テスト (論述) 2 | 岸野 | 授業中盤での学びを確認する。 |
11 | 文献史料とオーラルヒストリーを合わせた手法1 | 岸野 | 近現代の歴史的事件(世界史)をとりあげ、文献史料とオーラルヒストリーを合わせ用いることの重要性が自分の言葉で説明できるようになる。 |
12 | 文献史料とオーラルヒストリーを合わせた手法2 | 岸野 | 近現代の歴史的事件(世界史)をとりあげ、文献史料とオーラルヒストリーを合わせ用いることの重要性が自分の言葉で説明できるようになる。 |
13 | 文献史料とオーラルヒストリーを合わせた手法3 | 岸野 | 近現代の歴史的事件(日本史)をとりあげ、文献史料とオーラルヒストリーを合わせ用いることの重要性が自分の言葉で説明できるようになる。 |
14 | 史料としての「公文書」 | 岸野 | 公文書の性質と機能および学術的価値が自分の言葉で説明できるようになる。 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | イントロダクション:授業の進め方や課題の指示など |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 授業の進め方や課題への取り組み方を理解する。 |
No.2
学習項目 | なぜ歴史を学ぶのか? |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 歴史を学ぶ意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.3
学習項目 | 史料と手法について1:「アショーカ王碑文」が伝えること・伝えないこと |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 歴史的事実を確定するための学術的手法と史料について、自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.4
学習項目 | 史料と手法について2:「仏像」が伝えること・伝えないこと |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 史料の齟齬が意味するものを考察することができる。 |
No.5
学習項目 | 授業内テスト (論述) 1 |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 授業前半での学びを確認する。 |
No.6
学習項目 | 文化人類学的アプローチとしてのフィールドワーク |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 文化人類学において用いられる「フィールドワーク」の概要と意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.7
学習項目 | 社会学的アプローチとしてのフィールドワーク |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 社会学において用いられる「フィールドワーク」の概要と意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.8
学習項目 | 歴史研究に用いられるフィールドワーク1:実見調査 |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 歴史研究における「フィールドワーク」の一つである史料の実見調査の意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.9
学習項目 | 歴史研究に用いられるフィールドワーク2:オーラルヒストリー |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 歴史研究における「フィールドワーク」の一つであるいわゆる「オーラルヒストリー」の意義が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.10
学習項目 | 授業内テスト (論述) 2 |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 授業中盤での学びを確認する。 |
No.11
学習項目 | 文献史料とオーラルヒストリーを合わせた手法1 |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 近現代の歴史的事件(世界史)をとりあげ、文献史料とオーラルヒストリーを合わせ用いることの重要性が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.12
学習項目 | 文献史料とオーラルヒストリーを合わせた手法2 |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 近現代の歴史的事件(世界史)をとりあげ、文献史料とオーラルヒストリーを合わせ用いることの重要性が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.13
学習項目 | 文献史料とオーラルヒストリーを合わせた手法3 |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 近現代の歴史的事件(日本史)をとりあげ、文献史料とオーラルヒストリーを合わせ用いることの重要性が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.14
学習項目 | 史料としての「公文書」 |
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担当教員 | 岸野 |
学生の到達目標 | 公文書の性質と機能および学術的価値が自分の言葉で説明できるようになる。 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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指定しない。 |
授業への参加(50%)および少なくとも二度の授業内テストおよびレポート課題(50%)。
要望に応じて manaba にて公開する。