[Philosophical Anthropology]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
「人間とは何か」という問いについて、哲学を出発点にどのように考えることができるかを、人間と社会を構成するさまざまな要素を視野に入れて考察する。その手段として、哲学的問題について記述する手法の一つである哲学小論文(ディセルタシオン)の技法を習得することを目指す。哲学小論文を実際に書くことによって、哲学の概念を用いつつ、対立意見についても十分な目配りを行った上で、論理的一貫性を持った意見を明快な文章で書けるようになることを目的とする。
この授業は全て対面授業で構成する。
人間の多様な側面について、哲学がどのように考えてきたかを説明できる。
哲学のさまざまな問題について、哲学的な概念を用いて、対立する意見を尊重しつつ、自分の意見を明確な日本語で表現できる。
この講義では主に復習に時間を使うこと。
毎回の配布資料を授業後に読み直し、理解の行き届かない部分についてはまず自分で考えてみること。それでもわからない部分については、友人同士で議論したり、教員に質問したりすること。また、授業中に配布する哲学に関する著作の抜粋もできるだけ詳細に読んでおくこと。
この講義は哲学小論文作成を目標としているので、作成方法やそこで書くべき内容などについて、自分なりに整理して理解しておくこと。教科書には哲学小論文作成法について、授業とは異なった視点からまとめられているので、そちらも参考にすること。
準備学習の所要時間は各回の内容や時期によって異なるので一律の時間を決めることはしないが、平均すると60分程度を必要とする。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | 哲学的に考え、書く | 坂本 | 講義の概要、到達目標について説明できる。 哲学における考え方、議論の仕方について説明できる。 哲学小論文の基本的構成要素、記述法について説明できる。 |
2 | 幸福について |
坂本 | 幸福とはどのようなものあるかを説明できる。 哲学小論文の構成案の特徴について説明できる。 |
3 | 欲望について | 坂本 | 欲望する存在として人間を説明できる。 問題分析の方法を理解する(1)。 |
4 | 自由について | 坂本 | 人間にとって自由とは何であるかを説明できる。 問題分析の方法を理解する(2) |
5 | 正義について | 坂本 | 人間にとって正義とは何であるかを説明できる。 問題の導入の方法について説明できる。 |
6 | 芸術と人間 | 坂本 | 人間にとっての芸術の意味について説明できる。 問題の展開の方法について説明できる(1)。 |
7 | 歴史と人間 | 坂本 | 歴史的存在としての人間について説明できる。問題の展開の方法について説明できる(2)。 |
8 | 真理・証明・解釈 | 坂本 | 知を生産するさまざまな手法について説明できる。 結論の書き方について説明できる。 |
9 | 意識について | 坂本 | 意識する存在としての人間について説明できる。 哲学小論文の構成案の作成法について説明できる。 |
10 | 中間課題 | 坂本 | 哲学小論文の構成案を作成する。 |
11 | 他者について | 坂本 | 他者とのかかわりにおける人間のあり方を説明できる。 構成案から哲学小論文を作成する方法について説明できる。 |
12 | 労働と技術 | 坂本 | 労働、技術、自然との関係の中での人間のあり方を説明できる。 哲学小論文の評価基準について説明できる。 |
13 | 義務について | 坂本 | 義務との関係で人間について説明できる。 |
14 | 正常と健康 | 坂本 | 正常/異常、健康/病気という対概念との関係で人間について説明できる。 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | 哲学的に考え、書く |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 講義の概要、到達目標について説明できる。 哲学における考え方、議論の仕方について説明できる。 哲学小論文の基本的構成要素、記述法について説明できる。 |
No.2
学習項目 | 幸福について |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 幸福とはどのようなものあるかを説明できる。 哲学小論文の構成案の特徴について説明できる。 |
No.3
学習項目 | 欲望について |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 欲望する存在として人間を説明できる。 問題分析の方法を理解する(1)。 |
No.4
学習項目 | 自由について |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 人間にとって自由とは何であるかを説明できる。 問題分析の方法を理解する(2) |
No.5
学習項目 | 正義について |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 人間にとって正義とは何であるかを説明できる。 問題の導入の方法について説明できる。 |
No.6
学習項目 | 芸術と人間 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 人間にとっての芸術の意味について説明できる。 問題の展開の方法について説明できる(1)。 |
No.7
学習項目 | 歴史と人間 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 歴史的存在としての人間について説明できる。問題の展開の方法について説明できる(2)。 |
No.8
学習項目 | 真理・証明・解釈 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 知を生産するさまざまな手法について説明できる。 結論の書き方について説明できる。 |
No.9
学習項目 | 意識について |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 意識する存在としての人間について説明できる。 哲学小論文の構成案の作成法について説明できる。 |
No.10
学習項目 | 中間課題 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 哲学小論文の構成案を作成する。 |
No.11
学習項目 | 他者について |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 他者とのかかわりにおける人間のあり方を説明できる。 構成案から哲学小論文を作成する方法について説明できる。 |
No.12
学習項目 | 労働と技術 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 労働、技術、自然との関係の中での人間のあり方を説明できる。 哲学小論文の評価基準について説明できる。 |
No.13
学習項目 | 義務について |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 義務との関係で人間について説明できる。 |
No.14
学習項目 | 正常と健康 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 正常/異常、健康/病気という対概念との関係で人間について説明できる。 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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『バカロレア幸福論 フランスの高校生に学ぶ哲学的思考のレッスン』 | 坂本尚志 | 星海社 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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授業中に指示する。 |
レポート90%、中間課題10%
成績評価の講評については、個別に対応する。