[Infection control]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
院内感染は患者のみならず、医療従事者の生命を脅かし、また医療経済の大きな損失をもたらす重要な問題である。院内感染の発生や拡大の防止のために、多くの病院では標準予防策、感染経路別対策や消毒薬の使用法などの知識と技術を身に付けた医師、看護師、薬剤師などから構成された感染制御チーム(ICT)や抗菌薬適正使用チーム(AST)が活躍している。本概論では、感染制御専門薬剤師の基礎の修得を目的として、洛和会音羽病院と京都府立医科大学の先生方の協力のもとに、院内感染制御のために必要な知識や技能についての講義を行う。
科目名は病院を意識したものであるが、最近の社会的動向では感染制御は病院薬剤師のみならず、薬局薬剤師にも求められる知識・技能である。
この授業は全て対面授業で構成する。状況によりオンデマンド配信講義とする。
病院に限らず、薬剤師として求められる感染対策に必要な知識、技能を修得する。
[関連する卒業認定・学位授与方針]DP1・DP4
講義に相当する内容について教科書を用いて予習すること。また、復習は、配布したプリントを再読し、疑問点等を見出すこと。8回目で1~7回目の内容の重要ポイントを再解説するので、1~7回目の内容を復習すること。予習復習を合わせて1週あたり3時間程度の学修が必要である。内容については、その都度指示する。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 | SBOコード |
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1 | 院内感染対策の必要性 | 神谷 | ☆なぜ院内感染対策が必要なのかを説明できる。 | |
2 | 院内感染の実際 | 神谷 | ☆実例を挙げて、病院等で発生した院内感染について説明することができる。 | |
3 | 感染対策チーム(ICT)における薬剤師の役割 | 小阪 | ☆感染対策チーム(ICT)における薬剤師の役割(消毒薬の適正使用等)を説明できる。 | |
4 | 抗菌薬適正使用支援チーム(AST)における薬剤師の役割 | 小阪 | ☆抗菌薬適正使用チーム(AST)における薬剤師の役割(AS等)を説明できる。 | |
5 | 新興感染症や薬剤耐性菌(AMR)への対応 | 小阪 | ☆COVID-19や多剤耐性菌感染症等、問題となる感染症への対策を説明できる。 | |
6 | 感染症診療の実際 | 村木 | ☆感染症が起こった場合の治療の基本的な流れを説明できる。 | |
7 | 症例を用いた演習 | 村木 | ☆症例への介入と感染症学・感染症治療学で学んだことを関連付けることができる。 | |
8 | 院内感染についての重要ポイントと解説#2 | 八尋・鴨志田 | ☆院内感染の全体像を理解し、微生物学および感染症学的見地から解説できる。 |
No.1
学習項目 | 院内感染対策の必要性 |
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担当教員 | 神谷 |
学生の到達目標 | ☆なぜ院内感染対策が必要なのかを説明できる。 |
SBOコード |
No.2
学習項目 | 院内感染の実際 |
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担当教員 | 神谷 |
学生の到達目標 | ☆実例を挙げて、病院等で発生した院内感染について説明することができる。 |
SBOコード |
No.3
学習項目 | 感染対策チーム(ICT)における薬剤師の役割 |
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担当教員 | 小阪 |
学生の到達目標 | ☆感染対策チーム(ICT)における薬剤師の役割(消毒薬の適正使用等)を説明できる。 |
SBOコード |
No.4
学習項目 | 抗菌薬適正使用支援チーム(AST)における薬剤師の役割 |
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担当教員 | 小阪 |
学生の到達目標 | ☆抗菌薬適正使用チーム(AST)における薬剤師の役割(AS等)を説明できる。 |
SBOコード |
No.5
学習項目 | 新興感染症や薬剤耐性菌(AMR)への対応 |
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担当教員 | 小阪 |
学生の到達目標 | ☆COVID-19や多剤耐性菌感染症等、問題となる感染症への対策を説明できる。 |
SBOコード |
No.6
学習項目 | 感染症診療の実際 |
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担当教員 | 村木 |
学生の到達目標 | ☆感染症が起こった場合の治療の基本的な流れを説明できる。 |
SBOコード |
No.7
学習項目 | 症例を用いた演習 |
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担当教員 | 村木 |
学生の到達目標 | ☆症例への介入と感染症学・感染症治療学で学んだことを関連付けることができる。 |
SBOコード |
No.8
学習項目 | 院内感染についての重要ポイントと解説#2 |
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担当教員 | 八尋・鴨志田 |
学生の到達目標 | ☆院内感染の全体像を理解し、微生物学および感染症学的見地から解説できる。 |
SBOコード |
村木優一
業種:病院
学習項目No. | その経験を生かして、どのような教育を行なうのか。 |
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6,7 | 国立大学病院で16年勤務し、薬剤部では各部署の主任、副薬剤部長を経験しました。担当病棟は肝胆膵移植外科を中心に様々な病棟を経験してきました。感染症の専門・認定薬剤師、医療薬学会の指導薬剤師も取得し、臨床研究を行ってきました。多種多様な経験を活かして、医療現場における薬剤師がどうあるべきか、今何を学ぶ必要があるのか考える機会を与えます。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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薬学領域の病原微生物学・感染症学・化学療法学(第3版) | 増澤俊幸、河村好章 ほか | 廣川書店 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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薬剤師のための感染制御マニュアル | 日本病院薬剤師会 | 薬事日報社 |
標準予防策実践マニュアル | ICHG研究会 | 南江堂 |
定期試験 100%
講評は、合格発表日に掲示にて公開する。
神谷亨(洛和会音羽病院・医師)
小阪直史(京都府立医科大学・薬剤師)