[Anatomy and Physiology, Lab.]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
解剖学、生理学はヒトの身体の構造と機能を知る学問であり、薬理学、病理学、病態生理学、薬物動態学等、生物系科目のすべての基本となる学問である。また医薬品開発の過程で行われる動物実験は、動物実験の倫理に基づかずして実施されることはなく、動物実験の倫理を習得し実践することは薬学研究を学ぶ上で必須の事項である。解剖・生理学実習では実験動物の解剖を実施することで、動物実験の倫理と解剖学を習得する。また本実習では各々の臓器および全身の生理についても習得する。
動物実験の倫理を習得した後、ラットを用いて解剖を行い代表的な臓器の位置、形態学的特徴を観察するとともに、組織標本を顕微鏡下で観察することで解剖学の知識を深める。また、ビデオによる演習と実習生自身が被験者となり様々な項目を測定することで、ヒトの生理についての理解を深める。
[関連する卒業認定・学位授与方針]DP1・DP2
事前に、解剖学、生理学の教科書、参考書を熟読し、主要な臓器の構造と機能を予習した上で実習に臨むことが望ましい。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 | SBOコード |
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1 | 動物実験の倫理 | 斉藤 | 動物実験における倫理について配慮した動物の取り扱い方法を実践する姿勢を習得する。 | E1-(1)-②-1、2 |
2 | 実験動物の臓器の観察(1:解剖) | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
ラットの解剖を行うことができる。主要臓器の名称、位置、形態および主な機能について説明できる。 | C7-(1)-③-1,3 |
3 | 実験動物の臓器の観察(2:観察) | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
固定後の臓器を用いて形態的および機能的特徴を説明することができる。顕微鏡を用いて組織標本を観察し、細胞レベルの形態的特徴を説明することができる。 | C7-(1)-③-2,4 |
4 | 人体の主要臓器の機能 | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
循環器系、消化器系、代謝系臓器の成り立ちと機能について説明することができる。 | C7-(1)-③-1,3 |
5 | 人体の生理機能の測定 | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
実習生自身を被験者とし、血圧、心拍数、酸素濃度等の測定から人体の生理機能を理解する。 | C7-(2)-⑤-1 C7-(2)-①-3 |
No.1
学習項目 | 動物実験の倫理 |
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担当教員 | 斉藤 |
学生の到達目標 | 動物実験における倫理について配慮した動物の取り扱い方法を実践する姿勢を習得する。 |
SBOコード | E1-(1)-②-1、2 |
No.2
学習項目 | 実験動物の臓器の観察(1:解剖) |
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担当教員 | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
学生の到達目標 | ラットの解剖を行うことができる。主要臓器の名称、位置、形態および主な機能について説明できる。 |
SBOコード | C7-(1)-③-1,3 |
No.3
学習項目 | 実験動物の臓器の観察(2:観察) |
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担当教員 | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
学生の到達目標 | 固定後の臓器を用いて形態的および機能的特徴を説明することができる。顕微鏡を用いて組織標本を観察し、細胞レベルの形態的特徴を説明することができる。 |
SBOコード | C7-(1)-③-2,4 |
No.4
学習項目 | 人体の主要臓器の機能 |
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担当教員 | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
学生の到達目標 | 循環器系、消化器系、代謝系臓器の成り立ちと機能について説明することができる。 |
SBOコード | C7-(1)-③-1,3 |
No.5
学習項目 | 人体の生理機能の測定 |
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担当教員 | 臨床薬理学 薬物治療学 病態生理学 薬理学 学生実習支援センター |
学生の到達目標 | 実習生自身を被験者とし、血圧、心拍数、酸素濃度等の測定から人体の生理機能を理解する。 |
SBOコード | C7-(2)-⑤-1 C7-(2)-①-3 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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実習中に適宜プリントを配布する。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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入門人体解剖学 | 藤田恒夫 | 南江堂 |
組織細胞生物学 | 内山安男(監訳) | 南江堂 |
パートナー機能形態学:ヒトの成り立ち | 藤原道弘他 | 南江堂 |
標準生理学(第8版) | 医学書院 |
レポート(60%)、実習中に行う小テスト(40%)の結果により評価する。ただし、全実習項目に遅刻・早退せず出席すること、およびレポートの期限内提出とテストの受験は必須とする。
成績評価の講評については、合格発表以降個別に対応する。
斉藤:月曜から金曜 17時-18時(南校地バイオサイエンス研究センター1F 事務室)
中田:火曜から金曜 17時-18時、小原:月曜から水曜および金曜 17時-18時、鳥羽:月曜から金曜 17時-18時(いずれも南校地S棟1階 臨床薬理学分野)
加藤・松本:月曜から金曜 17時-18時(愛学館5F 薬物治療学分野)
芦原・戸田:月曜から金曜 17時-18時(愛学館6F 病態生理学分野)
田中・藤井:月曜から金曜 17時-18時(躬行館5F 薬理学分野)
高田:月曜から金曜 17時-18時(育心館1F 統合薬科学系)
*出張等でオフィスアワーを持てない時もありますので、事前にメールで日程を確認することが望ましい。